トップページ特集自動車ロードレースのプロチーム「ヴィクトワール広島」代表の中山卓士さんに聞く

特集特集

子どもの安全を守ろう

自転車マナーの向上を

子どもの命を守りたいー。ひろしま交通事故防止キャンペーンは、3年目を迎えました。本年度は、子どもを事故から守るための事例やアイデアなどを6回にわたって紙面で掲載します。1回目のテーマは「自転車マナーの向上」。自転車ロードレースのプロチームであり、小中学生向けの自転車教室を開催している「ヴィクトワール広島」代表の中山卓士さんに、安全に守るためのルールや運転の仕方などを聞きました。

自動車ロードレースのプロチーム
「ヴィクトワール広島」代表の中山卓士さんに聞く

声掛けや手信号大切
五感を使い 機器を予測した運転

ヴィクトワール広島は何を目的に設立されましたか。

広島や中国地方の人々に自転車競技の魅や文化を伝えたいと、2015年に発足しました。現在のメンバーはプロの選手を含む8人。全日本実業団自転車競技連盟が主催する自転車ロードレース「Jプロツアー」に参戦し、年間で22レースに出場しています。
「地域貢献」をチームのコンセプトに掲げており、競技を行うだけでなく、自転車を使う人が安全に走行できるような知識や技術を伝えるための活動にも力を入れています。

具体的にはどんな地域貢献活動に取り組んでいますか。

子どもを対象とした自転車の乗り方を指導する「子ども交通安全教室」を県内各地で開催しています。昨年は、福山市と連携して毎月、市内の保育所、小学校、中学校を訪問し、指導に当たりました。 交通安全教室は保育所や学校、自動車学校などで実施。最初に交通ルールやマナーなどの基本について説明し、実技指導を行います。

自転車に乗る際にはどんなことに注意したらよいでしょう。

乗る前に自転車の状態をチェックすることが大切です。タイヤに空気は十分入っているか、パンクはしていないか。ブレーキの利き具合もしっかり確かめましょう。ヘルメットの着用は当然ですが、顎ひもが緩いと脱げてしまいます。手袋も着用すげきです。落車した時の傷を減らす効果があります。加えて反射材も不可欠です。ライトがつくかもチェックを。無灯火運転は厳禁です。

走行中に気をつけることは。

ハンドルを握る時は力を抜きましょう。力を入れ過ぎると、腕がガチガチになって、バランスを崩しやくなります。目線が近いと、急な飛び出しなどに対応できなくなるので、先を見通せるよう、目線を少し遠めにします。車が通りそうな場所では、「必ず止まる」「左右を見る」といった行動を習慣付けること。急ブーキをかける際などには、歩行者への声掛けが大切です。一瞬の油断で被害者にも加害者にもなるのが自転車の恐ろしさ。手信号もドライバーに伝わるよう、しっかりと行いましょう。

事故を減らすにはどうしたらよいでしょう。

自転車のロードレーサーが練習で公道を走る距離は年間で約36000キロと、地球を一周するのとほぼ同じくらいです。交通事故には細心の注意を払っています。風の感触や音、匂いなど五感をフルに使って危険を察知しています。並走する車が接近した時には減速するなど、危険を予測する運転を心掛けることが大切です。

なかやま・たかし 1989年埼玉県生まれ。
高校卒業後、自転車のプロレースチーム「宇都宮ブリッツェン」に所属し、日本選手権2位。ベルギーで4年間レーサーとして活躍し、2015年に広島で「ヴィクトワール広島」を設立。代表を務める。

ヴィクトワール広島が取り組む「子ども交通安全教室」


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