子どもの命をまもりたい KID'S SAFETY CHALLENGE ひろしま交通事故防止キャンペーン

現在、広島県では登下校中などの子どもが被害者になる悲惨な交通事故が後を絶ちません。子どもの交通事故をなくしていくには、発達段階に応じた継続的な教育だけでなく、家庭から学校へ、地域へ、社会へとつながりを持った大きな取り組みが必要です。そこで、中国新聞社は子どもたちの未来のために動き出しました。誰もが意識を高め、本気で子ども達を交通事故から守るため、実効性のあるキャンペーンを長期的に実施してまいります。

ごあいさつ

子供の命を守ろう

次代を担う子供たちが、交通事故に遭うことなく、安全で安心して暮らせる社会の実現は、県民の切なる願いです。
広島県において、子供が関係する交通事故件数は年々減少傾向にあるものの、昨年(令和4年)は173件発生し、334名が負傷するとともに、2名の尊い命が失われました。
これらの事故は、自転車乗車中によるものが半数以上を占め、夕方の時間帯に多発しています。
子供の安全を確保するためには、まず、我々、大人がしっかり交通ルールを遵守して、子供たちに手本を示すことが重要です。
あわせて、子供に対する交通安全教育の実施、ドライバーによる人に優しい思いやり運転の実践、通学路等の交通安全施設の整備などを推進していく必要があります。
このキャンペーンによって、子供が被害者となる悲惨な交通事故がなくなり、「日本一安全で安心な広島県」の実現が、より確実なものとなるよう心から願っています。

令和5年6月

広島県知事 湯崎 英彦

交通事故から守ろう、子供の命

県警察では、かけがえのない子供たちの命を悲惨な交通事故から守るため、交通事故の分析結果や交通実態を踏まえ、学校や地域と連携した参加・体験・実践型の交通安全教育を行うとともに、自治体等と連携し、通学路や子供たちが日常的に集団で移動する経路等の安全点検を実施しています。
県民の皆様には、交差点での確実な安全確認や横断歩道における歩行者優先をはじめとした安全運転を心がけていただくとともに、大人が率先して交通ルールを守り、子供たちの正しいお手本となっていただき、次代を担う子供たちの命を守る取組へ御協力をお願いします。

令和5年6月

広島県警察本部長 森内彰